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2009年5月3日 - 2009年5月9日

2009年5月 9日 (土)

餃子の町の,餃子の本

このあいだのゴールデンウィーク,市内の餃子店にはすさまじい行列が出来ていました。

ここ数年定着した光景ですが,今年は特にすごかった気がします。

最近の観光旅行は安・近・短が流行だそうですが,宇都宮の地理と餃子の気軽さが奏功しているのでしょう。


餃子といえば?といわれて「宇都宮」と答える人が増えて久しいですね。

一人の市職員が,宇都宮の餃子消費量が全国一であることを見つけ,以後テレビ番組の企画に端を発し,様々な宣伝を展開した結果,今日の隆盛があります。


もっとも私が子供時分の頃には(昭和50年代から平成に入るくらい),市民の間での餃子の人気知名度は既に確立されていたと記憶しています。

数百円,千円の小遣いでやりくりをしなければならない当時,下校途中に一杯のラーメンを食べたくとも大抵は唾を飲み込み我慢するしかありません。

そんなとき一皿百数十円でありつける餃子は,「駄菓子では得られない大人びた食の世界」を味わわせてくれるものでした。

店の戸をガラッと開け,ドギマギしているのを店のオヤジや常連客に悟られないよう,いつもより一段低い声で「焼き1枚ください」と伝える。

数分後,(当たり前ですが)隣に座って新聞雑誌を読んでいる大人達と同じ皿に同じ数だけ盛りつけられた熱々の餃子を「はいおまちど~」といつものセリフでいつものように供してくれる。

(これも当たり前ですが)大人子供を分け隔てなくもてなすオヤジの態度に嬉しさと気恥ずかしさをおぼえ,「これが大人というものか」と妙に納得していたことを覚えています。



そんな宇都宮の餃子の歴史を紐解く上で,必読と言って良い本が2冊あります。



「宇都宮餃子の夜明け前」(上馬茂一著・宇都宮餃子会発行)

小麦の歴史から説き起こす労作です。

シルクロードを通り発展していった小麦食文化の進化形として中国で生まれ定着した餃子。

「戦争期を境に中国に遠征していた多くの日本軍人が,終戦後,郷里宇都宮に戻り味を広めた」という説が,「宇都宮餃子発祥の起源」として定説化しています。

しかし本書は,それももっともであるとしつつ,実は味を広めたのは軍人ではなく民間人だったのではないかという新たな視点を示していて興味深いところです。

本書にあるように,敵対する中国国民の家庭料理である餃子を,いったいどうやって日本の軍人が習得したのか疑問がある一方,満鉄関係者など当時中国で生活していた多くの民間人は,現地の中国人との交流も少なからずあったと想像できますから,「宇都宮に引き揚げてきた民間人こそが餃子を広めていった」というのもうなずける説です。



「秘訣は官民一体 ひと皿200円の町おこし」(五十嵐幸子著・小学館発行)

餃子そのものの発祥から終戦後宇都宮に餃子の産声が上がるまでの背景を説いた「宇都宮餃子の夜明け前」の続編的内容です。

副題に「宇都宮餃子はなぜ日本一になったか」とあるとおり,地元民に定着した宇都宮餃子がいわゆる「ご当地もの」として全国に知られるまでの軌跡を描いています。

宇都宮ブランドを発掘し,広めようという動きが近時活発になってきていますね。

たった一つのブランドを創り定着させるだけでいかに大変なことか,本書は丁寧な取材に基づいた豊富なエピソードを挙げつつ詳述します。

宇都宮餃子の知識を得たい人ばかりでなく,まちづくりに関わる人にとっても勉強になる本です。


どちらも市内の書店で入手可能ですが,「~夜明け前」は長崎屋地下の「来らっせ」のほうがより確実です。




管理人 ミヤリー

2009年5月 6日 (水)

駅東口は今

JR宇都宮駅の東口は,区画整理が終了し,駅前広場が完成しています。

西口方面を生活拠点にしている人にとっては,用事がないとなかなか駅の中を通り東口へ・・・
というのは少ないかもしれませんが,真新しいコンコースや駅前広場は気持ちの良いものです。




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ところが,建設予定の建物は計画進行そのものがストップしています。

清水建設を中心とする事業体が,近時の不況を踏まえて事業化に待ったをかけたからです。

4月中には,事業計画からの撤退を含む意思決定がなされるとのニュースが先月ながれていましたが,はたしてどういう結果となったのか気になります。


というわけで今,駅東口には,広~い空き地が広がっています。
(写真は3月末のもの)



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うまく軟着陸できるといいですね。





管理人 ミヤリー

2009年5月 3日 (日)

メディアとしての会議録

宇都宮市民のみなさんは,市議会の傍聴をされたことはありますか?


おそらく少ないと思われます。

議会は平日昼間に行われるからです(ちなみに次の議会開催は6月です)。


それでも市政には関心があるからぜひ議会の様子を知りたいという方には,インターネット中継が用意されています。

現在進行中の審議ばかりでなく,過去の会議も動画で見ることができます。


また定例会等の本会議だけでなく,上程された議案等につきいくつかの専門分野にわかれて,議員(委員)・役所職員・参考人などが相席し,報告・質疑・採決等を行う「委員会」についても会議録を読むことができます(委員会には中継が無いので動画ではなく文字になります)。



私としては,本会議より委員会の会議録のほうが,より詳細な事実関係や内情について知ることができるのでおすすめです。

本会議は,一定の持ち時間を与えられた議員が事前に当局(担当部署や市長)に通知した質問事項の読み上げをし,それに対し当局が事前準備した内容を回答するという形式で進行します。

したがってその場のアドリブで丁々発止の討論が見られることは稀です。

それに対して各委員会は,本会議より形式性・儀式性が薄く,割合自由な議論がされています。




なにはともあれ有権者にとっては,自分の暮らす自治体の議会が現在どんなことを審議しているのかを知るだけでも意味があると言えます。

議題=「自治体が現在抱えている問題」だからです。



また,自分の投票した議員がどんな活動をしていて,どんな事に関心を持っているのかを知ることもできますし,自分が投票していない議員(党派)全体の動きも確認できます。

「市民の多くの関心を集める問題」,「市民間で賛否の分かれている問題」,「自分が特に関心を持つ問題」などについて,ある議員がどういう立場をとっているか知ることができれば,次の選挙の際,投票の参考になりますよね。



新聞やテレビ等各メディアの提供する情報には,紙幅・電波の量的制約があります。

各メディアの編集方針,すなわち質的制約もあります。

したがって,情報を手早く理解するには新聞やテレビは最適のメディアですが,より詳細に,生々しい市政の現状を俯瞰するには会議録が最適だと思います。



そして言うまでもないことですが,ネット中継のシステムも会議録の管理も,税金で維持されています。

利用しないともったいない。



そう遠くない時期に衆議院の選挙も予定されています。

もちろん衆議院の会議録も公開されていますから大いに活用したいですね。



メディアとしての会議録,おすすめです。









管理人 ミヤリー

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